【Gladiator005】岸本泰昭を相手にライト級王座防衛戦=濱村健 「まさかの岸本さん」
【写真】9月16日のDEEPで三浦康彰から勝利をしている濱村が、ついにGladiatorのライト級王座防衛戦を戦う(C)KAORI SUGAWARA
18日(土)に和歌山に拠点を置く、Gladiatorから来年1月21日(日)に大阪市阿倍野区の阿倍野区民センター大ホールで行われるGLADIATOR005の開催と、第一弾のカード発表があった。
今回発表になったカードは3試合で、うち2試合がタイトルマッチだ。まず2014年6月の旧グラジエイター新宿FACE大会で輝也を下してライト級王座を獲得した濱村健が、岸本泰昭の挑戦を受ける。ハマケンはこの試合以来、グラジエイターに出場することはなく新体制となってから初めて、実に3年7カ月振りの参戦で王座初防衛戦を戦うこととなった。
この間、自らのジム=Tri.H スタジオを立ち上げ、現在はDEEPで2連勝中のハマケンに対し、挑戦者の岸本はここ1年半はグラジエイターとHEATに出場中で、7月にHEATでオク・レユンに敗れライト級王座獲得はならなかった。今回のタイトル挑戦は、昨年11月の挑戦者決定戦でキ・ウォンビに勝利した権利が履行されることとなった。
もう1つの選手権試合は昨年8月にチャンピオン吉村悠菊に宮城友一が挑戦する予定だったライトフライ級の一戦だ。その8月の防衛戦では王者の負傷欠場となり、宮城は暫定王者に認定されているが、今回は王座統一戦ではなく宮城が吉村に挑戦する試合となっている。
この他ストロー級で尾崎龍紀×ジェイソン北の一戦、バンタム級で竹本啓哉の出場が明らかとなっている。1年2カ月振りに大阪での開催となる今大会で、ライト級王座防衛戦を戦う濱村から以下のような抱負が届いた。
濱村健
「とうとう来たなぁ、この時がぁ! サンキュー(※岸本の愛称)・オオキニ・ホーチミン!
僕のなかで岸本はアマチュアで成績を残し出した頃、あの大手企業のSHARPを辞めて格闘技にがっつり染まってしまった男として認識していました。今となってはSHARPの方が凋落企業なので、彼の目の付けどころの方がシャープやったのかもしれないです。
そんな岸本が目を付けたのがHEATとGLADIATORのベルト。修斗、パンクラス、DEEPの国内三大団体で一通り頑張った人が、違う団体で心機一転チャンピオンを目指すという、『ストラッサーメソッド』」を彼はやろうとしていますね。まぁ、このベルトと並行して獲ろうとしていたHEATでは失敗に終わり、最後の砦グラジエイター王者の僕に挑戦というところでしょう。
ただ、自分がこのベルトを巻いた経緯は国本メソッドとは全く違います。突然よく分からない不良の人と戦って得たベルトです。しかも、ベルトにはフェザー級という文字が刻まれていました(笑)。それから、団体の売却を経て宙ぶらりんになっていたベルトなので、正直なところ今更感満載ですが……。
何の連絡もないままに挑戦者決定戦もやっていたようやし、また謎の選手と戦うんかな……と思っていたら、まさかの岸本さんやってことで驚きました。しかも、新体制になって関西でしっかりとしたMMAイベントになったというグラジエイターの評判を聞いて二重の驚きです。そういう場で、岸本とやるというのはオモロイかなと思います」